「未来変革パートナーシッププログラム」始動!

こんにちは。鉄道員(ぽっぽや)社長の柴田です。

シードスタートアップと新しい未来を創るチャレンジコースを新規開設
「未来変革パートナーシッププログラム」始動
JR東日本グループ11領域12社が参画、外部パートナーも迎え、新価値創造に挑戦

2021年10月8日プレスリリース

JR東日本スタートアップは、シード期のスタートアップと共に新しい未来を創るチャレンジコース「未来変革パートナーシッププログラム」を走らせます!既存のアクセラレーションプログラムに追加して開設しました。
参画するJR東日本グループ会社は11領域12社力強い外部パートナーの皆様のバックアップを得て、未来変革に挑むシードスタートアップを通年で募集、多様な領域で未来変革に挑戦します!


未来変革パートナーシッププログラム
この新プログラムを始めようとしたきっかけは、とてもシンプルでした。

私たちJR東日本スタートアップは、2017年から「JR東日本スタートアッププログラム」を開催しスタートアップとの事業共創を進めてきましたが、これまでは短期間でPoCを実現するプログラムの特性上、どうしても連携先はプロダクトやモデルの完成したスタートアップがほとんどでした。

ただ、スタートアップとの連携を進めていくと、現段階ではプロダクトや完成したモデルを持っていなくても、めちゃくちゃシビれる技術やビジネスアイデアを持っている起業家とたくさん出会うんですよね…。
特に、私たちのところに来るスタートアップは、社会を変革したい、より良い暮らしを創りたいという、大きな夢を持ってチャレンジに励む起業家が多く、彼らの熱い思いにすこぶる共感します。

そんな熱き起業家を応援したい。彼らの大きな夢を、JRの持つ社会インフラやネットワークをもって後押ししたい。一緒に、より良い社会、より良い暮らし、より良い未来を創りたい…。
だったら、その夢を実現する場をつくっちゃおう!…って、シンプルというか単純ですかね(苦笑)。


ただ、思いはシンプルでも、それを実現するのは生易しいものではありません。

ただでさえ、CVC新参者にして、大企業出身の素人集団
応援するったって、起業家の皆さんの壁打ちができるほど、新規事業の経験があるわけではないんです。

なので、これもきわめてシンプルな解決策なのですが、外部のプロフェッショナルのお力を借りることにしました。
メンターとして、新規事業のプロフェッショナルである守屋実さん(守屋実事務所)、投資のプロフェッショナルとして菅原康之さん(㈱ブラッククローキャピタル)、法律のプロフェッショナルとして石原一樹さん(Seven Rich 法律事務所)にジョインしていただき、多様な視点から助言できる体制をつくりました。

さらに、大企業とのコラボにあたっては、特有の悩みだったり苦労があります…。
それをアドバイスできるのは、実際にそれを経験した人こそ相応しい…ということで、JR東日本スタートアッププログラムで私たちとコラボ経験のある起業家の皆さんにもメンターをお願いして、ご快諾(多少ムリムリ?)いただきました。
名付けて「ぶっちゃけメンタリング」。これは私も楽しみです…(笑)。

さらにさらに、CVC新参者に最も欠けているシード期のスタートアップとのネットワーク…。
ここのところは、趣旨にご賛同いただいたベンチャーキャピタルやインキュベーターの皆さんにお力添えをいただけることになりました。

このラインナップが豪華きわまりない…
インキュベイトファンドさん、グローバル・ブレインさん、SUNDREDさん、ジェネシア・ベンチャーズさん、東京大学協創プラットフォーム開発(東大IPC)さん、ブラッククローキャピタルさん、MAKOTOキャピタルさん。(2021年10月現在)

本当に有難いです…(涙)。この新たなネットワークを通じて、私たちではリーチできない沢山の起業家の皆さんと出会えるんではないかと、今からとても楽しみにしております。

また、こうしたVCの皆さんとの連携で、私たちのCVCとしての視野やスキルをもっと磨き上げていきたいとも思っています。
結構、大企業CVCって業界では嫌われてるから…(苦笑)。もっと腕を磨かないといけないです。連携VCの皆さん、ぜひこの機会に学ばせてください!


一方で、私たち事業会社でなければできない強みがあります。

それは、何にも増して、「実際に事業を創れる」ことです。
事業会社には、リアルな事業フィールドがあり、リアルな顧客がいて、リアルな働き手がいる…。
起業家の皆さんからしてみると、自社の技術やモデルでもって解決したいペインが山のようにあるんじゃないでしょうか。

特に大企業の強みは、社会を変えられる、暮らしを変えられる、ニッポンを変えられることです。
ここに切り込めば、起業家の皆さんの夢を実現できる、そして新しい未来を創ることができます。

切り込みましょう、皆さん。今回、JR東日本グループの多様なフィールドで事業を展開している事業会社の皆さんが参画しています(これも多少ムリムリ?)。
鉄道事業のほか、駅ナカや駅ビル、ホテル、観光、設備・建設など、11領域12社(JR東日本を入れると13社)。

多様な事業フィールドを持つ各社が、本気の事業共創にチャレンジします。
いずれ、各社から持てるリソースや課題を提示する機会も設けたいと準備を進めています。
私たちの持つ「実際に事業を創れる」力を存分に発揮して、駅と鉄道から社会変革を実現していきたいと思っています。

そうなんです。特に、私たちの強みは「社会実装力」にあると思っています。
これまで4年間、JR東日本スタートアッププログラム等で92の実証実験を重ね、そのうち41の事業を社会実装してきた経験が、シードスタートアップとの事業共創にも生きると思っています。…というか、生かしていきます。

大企業って、0→1はからっきしなんですけど、1→10、10→100はお株なんですよね。
この「からっきし」の部分をスタートアップの種で満たしていく、そして生まれた事業の種をカタチにして、社会に実装していくのが私たちの役割です。

そこが、私たちの強みである「現場力」が生きるところ。
とことん汗をかいて、愚直にやり抜く。これが、鉄道員(ぽっぽや)ならではの事業共創を生む原動力なんだと思います。

ベンチャーとJRそれぞれが、互いのリソースを出し合い共創していく。互いの得意なところを掛け算していくという形。私たちは、これを重ねていくしかありません。
さらに、このシードスタートアップ向けの新プログラムでは、ベンチャーキャピタルの皆さんや先輩起業家の皆さんに、起業家の夢をカタチにするための力強いサポートをいただきます。

「未来変革」と「パートナーシップ」という言葉にとびっきりの思いをこめた未来変革パートナーシッププログラム。
どんな事業が、ここから生まれていくんだろう。どんな未来を、私たちは創り出していけるんだろう…。もう楽しみで仕方ありません。
私たちは、より良い社会を創りたい、豊かな暮らしを創りたいという起業家の皆さんを、熱烈募集しています。

来たれ、熱き起業家の皆さん!私たちと一緒に、未来変革に挑戦しませんか。
通年募集、随時スタートです。プログラムの詳細は、専用ページをご覧ください。
※専用ページはこちら

皆さん、よろしくお願いします。

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