CBcloudと一緒に"モノのMaaS"に挑戦!

こんにちは。鉄道員(ぽっぽや)社長の柴田です。

物流のラストワンマイルに新しい仕組みを創出する…
そんなチャレンジをカタチにしている会社があります。

それが今回、新たな共創パートナーとなったCBcloud株式会社です。
※プレスリリースはこちら

同社が挑戦する新たな仕組みは、配送マッチングプラットフォーム「PickGo」
「物流版ウーバー」とも呼ばれる、荷物を送りたい人と配送ドライバーを直接つなぐサービスです。

人手不足にあえぐ物流業界…。
私たちは、EC普及に伴う利便を享受する陰で、配送ドライバーの過酷な環境があることに目をそむけてはいけません。

それを教えてくれたのが、CBcloud社の松本社長でした。
松本さんは、義父の経営する運送会社を引き継いで、実際に2年間、運送業の現場で実務のかじ取りをしています。
そのときに、配送ドライバーが劣悪な環境に置かれていることと、一方でドライバーが高い技能を持っていることを肌で感じたそうです。


(写真中央がCBcloud松本社長)

個人宅への荷物や少量の荷物など、配送のラストワンマイルを担うトラック運送事業者
そのほとんどが中小企業・個人事業主であることも、松本さんのプレゼンで知りました。

ある配送事業者のもとに、取引のある運送会社から「すぐに荷物を運んでくれ」という突然の注文が舞い込みます。
下請けの個人事業主である彼らは、条件が悪くても断れません。なぜなら、一度断ると次から注文が来なくなるかもしれないから…。

こんな状況を改善しようと事業を立ち上げたのが松本さん、その会社こそCBcloudだったんですね。
同社のサービスは、だから、配送ドライバー・ファーストが徹底されています。

まずは、先ほどの例にあるような、物流業界の1次請けから2次、3次請けと続く多重構造を撤廃
荷主とドライバーを直接つなぐ仕組みをつくりました。それが「PickGo」ですね。

それを可能にしたのがデジタル・トランスフォーション
これまで電話やFAXなどで行われていた受発注の仕組みをデジタル化。それをプラットフォームとして開放して、個人事業主に提供しました。
これにより、多重構造や非効率を解消、時間ロスやコストを削減。物流業界の生産性向上につながることが期待できます。

さらに、配送ドライバーのモチベーションを上げる、ユーザーからの評価制度などの仕組みを盛り込みました。
ドライバーの努力が報われて新たな仕事につながる枠組みは、これまでの「下請け」というイメージを払しょくするものです。
そこには、「ドライバーという職業が尊敬される社会をつくりたい」という同社の思いが込められているように思います。

しかもこの仕組みは、ユーザーにとってもメリットがあります。
配送スピードが上がるんですね。荷主と配送ドライバーが直接つながるから、急ぎの配送に威力を発揮します。
配車のスピードや配送状況がリアルタイムに見える点も魅力です。

今回、私たちが同社と組んでチャレンジしたいと思っているのは、PickGoと移動・旅との融合です。

“モノのMaaS”領域で連携し、旅行客の負担軽減や物流業務の領域拡大を目指す

JR東日本グループの持つ駅や鉄道、レンタカー、ホテルなどのインフラと、CBcloud社の持つ配送マッチングプラットフォーム「PickGo」を掛け合わせたら、もっとたくさんのニーズに応えることができるはず。
たとえば、スーツケースなどの荷物を気にすることなく旅行が出来れば、もっと自由に観光を楽しめますよね。
駅やホテルが「ひとのMaaS」だけでなく、「モノのMaaS」の拠点になる。そんな新しい社会を一緒に創っていければいいと思っています。

CBcloud社とは、今まさに事業共創プランを練り上げている最中…
「PickGo」のように、できるだけ早く、皆さんのところに送り届けたいですね。

皆さん、よろしくお願いします。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事