こんにちは。鉄道員(ぽっぽや)社長の柴田です。
「ベンチャー×JR」で新たな未来を切り拓く事業共創プログラム。
「JR東日本スタートアッププログラム」。
年度内に必ず実証実験することをコミットしているのが、このプログラムの特徴です。
「ベンチャー×JR」で、喧々諤々やりながら事業のタネを創って、実際にリアルな現場で実証実験。その結果をもとに事業化/社会実装につなげていく…。
これを愚直に繰り返して、気づけば5年。
実証実験の数は100を超え、事業化に至った案件も50を数えるほどになりました。
その数を評価してくださる方もいますが、これは、がむしゃらに突き進んできた結果です。
たとえて言うなら、新人打者が打席に立つことを目的として、体力の続く限りバットを振ってきた感じ…。
この姿勢はこれからも続けていきたいですが、5年経って、ようやく打席に立つ心構えが定まってきたように思います。
狙い球が見えてきた…。そう言うと生意気ですが、これまでに比べて目指す方向が固まってきたように思うのです。
そんな風に思ったのは、先般行ったプログラム2021の最終報告会(※社内限定公開)でした。
共創パートナー13社が、PoCの進捗や結果、課題を次々と報告します。うまくいったものもあれば、あえなく見送りとなったものもあります…。ただ、そこに共通しているものがありました。
それは、「ベンチャー×JR」ならではの、スケールの大きさだったり、成し遂げたい未来への意志みたいなもの…。
たとえば休止線の大汐線を活用した実証実験だったり、東京駅の物流倉庫をDXするチャレンジだったり、実際の駅の夜間工事に入り込んで現場社員を巻き込んだ実証だったり…。
私もそうした実証実験の場に立ち会うことがありましたが、そのスケールの大きさに、JR社員ながらも圧倒させられました。
さらに、地域に密着した新しい旅で出会いや感動が生まれたり、子供たちが笑顔でアートを楽しんだり、震災復興に取り組む駅で新たな水産養殖のチャレンジが生まれたり…。
そんな事業共創の数々に関わって、俺らなら地域を変えられるとか、俺らで明るい未来を創っていくんだという、計り知れないパワーをもらったように思います。
そうしたスケール感だったり、パワーだったり、スタートアップの皆さんの情熱やスピード感の塊みたいなものが、このプログラムの醍醐味なんだろうと、あらためて思いました。
地域を変える、鉄道を変える、より良い社会を創る。「ベンチャー×JR」だからできることが、沢山あるんですよね…。
だから私たちは、「ベンチャー×JR」で新しい未来を創るチャレンジを続けていきます。
まだまだ打席に立ちます。地域を変える、鉄道を変える、より良い社会を創る。そんな狙い球を定めて、思いっきりバットを振っていきたいと思います。
…ということで、前置きが長くなりましたが、2022年度もやります。
「JR東日本スタートアッププログラム2022」、募集スタートです。
募集テーマは、「地域共創」「デジタル共創」「地球共創(SDGs)」の3つです。
これは、withコロナ時代の新しい社会を形づくる重要なテーマであると同時に、「ベンチャー×JR」の強みが最も発揮できる領域だと考えるからです。
地域を変える、鉄道を変える、より良い社会を創る。これをもっとカタチにしていきたい、子供たちの世代に明るい未来のレールを繋ぎたい…。
さらに今年は、春と秋の年2回、募集します。だって、もっと打席に立ちたいから…。
年1回だと、拾いきれない案件があります。また、PoCが冬の時期になるので、うまく成果を測れないものもありました。
これを、春スタートと秋スタートの二季制(いずれも事業共創期間は1年)にすることで解決し、PoCから事業化に結びつける機会を増やせると考えています。
実は、ここだけの話し、5回やったので、プログラムはやめようと思ってました。お祭りのようなイベントは一区切りにして、常時受け付けみたいなのにしようかなと…。
でも、プログラム2021をやってみて、こういうお祭りも大事だなと思い直しました。メリハリって必要だし、緊張感や切迫感がギリギリのところで思わぬブレイクスルーを生んだりします。
あと、うちの場合、お祭りと言ったって、打ち上げ花火を一発打って終わりじゃなくて、ここがスタートなんですよね。
うまくいったものは、事業化/社会実装に向けて、さらにアクセルを踏んでいく。事業化に向けて号砲を鳴らす花火は、意義があると思いました。
ということで、来たれ、スタートアップの皆さん!
まずは、春季JR東日本スタートアッププログラム、略して「春スタ」の募集スタートです。
募集期間は5月31日まで。詳細は、プレスリリースもしくは弊社HPエントリーページをご覧ください。
地域を変える、鉄道を変える、より良い社会を創る。
スタートアップの皆さん、一緒に、明るい未来を創りませんか?