「STARTUP STATION」で会いましょう。

こんにちは。鉄道員(ぽっぽや)社長の柴田です。

来たれ!Withコロナ時代の「次の当たり前」をつくる起業家たち…
事業共創"超"特化型インキュベーション拠点、開設。
その名も、「STARTUP STATION」

新しい事業共創拠点

私たちがとことんこだわっている、ベンチャー×JRの「事業共創」
これをもっと加速していくために、ベンチャーとJRが一緒に事業をつくる「場」をつくりました。

それが、Withコロナ時代の新しいコワーキングラボ「STARTUP STATION」
場所は高輪ゲートウェイ駅のすぐ近く。ここで、JR東日本と協業して新しい事業をつくろうというスタートアップの会員を、絶賛募集します。
※プレスリリースはこちら

少しだけ、背景をお話ししますと…。
私たちは、これまで「JR東日本スタートアッププログラム」を通じて、ベンチャー企業とJR東日本との事業共創を進めてきました。
このプログラムは大切に、これからも力を入れていくのですが、もっと新しい事業共創の機会を生み出したいなと思ってるんです。

というのも、「JR東日本スタートアッププログラム」は、年度内にJR東日本のリソースを使った実証実験をコミットしています。
そうすると、どうしてもプロダクトやモデルが出来上がっているベンチャー企業と相性がいいんですよね。「即戦力」のような…。
でも実は、世の中には、まだプロダクトがなくても、社会を変えるポテンシャルのあるベンチャー企業や起業家がたくさんいます。

おそらく、シード期のベンチャー企業が多いと思うのですが、そんな起業家の皆さんと一緒に、ゼロから事業をつくっていきたいと思っています。
ゼロイチを切り拓く起業家の皆さんを、私たちが持つインフラやネットワークによる社会実装で、力強く後押ししたい…。そんな風な思いから、新しい事業共創拠点「STARTUP STATION」は立ち上がりました。

4つのSTARTUP

「STARTUP STATION」は会員制のコワーキングラボです。
そこに集う者たちに共通するゴールは、JR東日本のリソースを使って、これまでにない新しい事業をつくり出すこと…。

そのために、4つの「STARTUP」を用意しました。
それは、ヒト、コト、カネ、トコロ、それぞれからスタートアップを支援する仕組み。事業共創の「加速装置」です。

まずは「ヒト」、「STARTUP SUPPORT」(スタートアップ・サポート)
事業戦略や資本政策、法務関連まで、外部の専門家による強力なサポート体制で事業化を支援します。※詳細は後述。

続いて「コト」。「STARTUP PITCH」(スタートアップ・ピッチ)
JR東日本グループの抱える課題をピッチするイベントを開催します。いわゆる、企業側からのリバースピッチ。これ、今まで出来てなかったんですよね…。
このピッチは、メンバーだけでなく、マッチングを希望するベンチャー企業の皆さんにも広くご参加いただきたいと思っています。

さらには「カネ」。「STARTUP INVESTMENT」(スタートアップ・インベストメント)
起業家の皆さんに最大5百万円の資金を提供し、JR東日本のリソースを活用した実証実験ができるようにします。
新株予約権付社債の仕組みなどを考えていますが、実証実験の結果に応じて、将来的には資本業務提携に進められればと考えています。

そして「トコロ」。「STARTUP STUDIO」(スタートアップ・スタジオ)
メンバーの皆さんは、「STARTUP STATION」内のコワーキングスペースを無償でご利用いただけます。
さらに施設には、最新のオンライン配信環境を用意しています。Withコロナ時代に必要なオンラインミーティングやイベント開催をサポートします。

なお、外部パートナーは、次の4人のプロフェッショナルに名を連ねていただきました。

【資本政策/ファイナンス】
・ブラッククローキャピタル 代表パートナー 菅原康之さん
【経営戦略/事業戦略】
・守屋実事務所 代表 守屋実さん
【知財/法務戦略】
・Seven Rich 法律事務所 代表弁護士/弁理士 石原一樹さん
【アドバイザー/コーチング】
・元陸上選手 為末大さん(㈱Deportare Partners)

それぞれの専門的な知見から、起業家の皆さんに助言、事業化に向けた「壁打ち」をしていただきます。
もちろん、JR東日本とのコラボについては、私たちJR東日本スタートアップのメンバーも入って、こってり議論させていただきます。
そのために、私たちのオフィスも同じビルに移転しました。一心同体で事業共創に挑みます。

Withコロナ対応の新しいオフィス環境

加えて、Withコロナ時代の新しいオフィス環境を構築しました。
次のような、共創ベンチャーの皆さんのテクノロジーや製品の数々をとり入れて、Withコロナ対応を進めていきます。

  • UVGI(紫外線殺菌照射装置)「エアロシールド」によるオフィス空間の空気環境対策(エネフォレスト㈱
  • 天然の空気清浄機である「苔」の機能性を活用した空間緑化と空気環境対策(㈱グリーンズグリーン
  • 青森リンゴの搾りかすから抽出したリンゴ由来エタノールによる除菌対策㈱ファーメンステーション
  • 次世代無線メッシュ技術を活用した無線LAN「ケーブルいらず」を配備して、快適なネットワーク環境を構築(PicoCELA㈱
  • 無人AI決済店舗のセンシング技術を活用した、混雑状況をリアルタイムで把握・配信するシステム(㈱TOUCH TO GO

さらに付け加えれば、古いビルのリノベ物件なので、窓を開けられます
常にフレッシュな空気をとり入れながら、こうしたWithコロナ対応のオフィス環境のもと、喧々諤々の熱い議論をすることができます。

事業共創はリアルの場が大切

特に、事業共創はリアルの場が大切だと思っています。
アイデアが生まれる瞬間って、あーだこーだ議論しているとき、誰かのふとした発言であったり、何気ない雑談の端々だったりしませんか?
さらに課題は必ず現場にあります。現場に足を運び、目で見て耳で聞いて、肌で感じて気づくことがたくさんあります。

オンラインだと出会えない、その場その時の空気とか雑談とか仕草とか。意外な出会い、セレンディピティのようなもの。
それに、事業共創の過程で最後にものを言うのが、「その人のために戦えるか」っていう信頼関係だったりします。事業共創って、個人戦じゃなくてチーム戦だから…。

そうしたものを生み出す「リアルの場」を大切にしたいんです。もちろん、リアル一辺倒じゃなくて、情報共有とか進捗確認はオンラインでいいと思うけど。
この辺りも、Withコロナ時代の新しいチャレンジ。トライ&エラーしながら、一番いいバランスを見つけていきたいと思っています。

…ということで、未来の夢を実現する"事業共創"ステーション「STARTUP STATION」、はじめます。
「ベンチャー×大企業」と「リアル×オンライン」の2つのハイブリッドで、新しい事業をつくり出していきます。
特に社会が大きく変わる今、積極的に新しい出会いを掛け合わせて、「次の当たり前」を切り拓いていきたいと思っています。

新しい共創パートナーの皆さんとの出会いがとても楽しみです。
「STARTUP STATION」で会いましょう!皆さん、よろしくお願いします。

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