なぜベンチャー投資をやるの?

こんにちは。鉄道員(ぽっぽや)社長の柴田です。

とあるメディア取材の話し。続きです。

こんな質問がありました。
「JR東日本がベンチャー投資をやるのはなぜですか?」

もしかしたら言外に、「別にやらなくてもいのに」という素朴な疑問があるのかもしれません。

これは、「自前主義を打破する」一つのカタチ。トップもよく口にしているのですが、社内外への強いメッセージです。
社内に対しては、これまでのやり方ではダメだ、枠組みを変えろという、厳しい叱咤があります。私もいつも叱咤されてます(苦笑)。
社外に対しては、JR東日本グループが、オープンかつスピーディに、新しいアイデアや技術を取り入れていきますよ、というメッセージです。

当社グループは、ややもすると保守的で、自前主義になりがちです。
これまではそれでやってこれましたが、これからの変化の激しい時代、既存のリソースだけに頼った自前主義では成長は望めません。
それどころか、未曾有の人口減少社会にこれまでのやり方を続けることは、企業の存立すら揺るがしかねません。それはあたかも、織田鉄砲軍に突撃する武田騎馬軍みたいなもの…。

(写真はイメージです)

ただ、そんなに悲観することもないと思ってます。幸いにも、JR東日本グループには、これまで培ったリアルなインフラやネットワークがあります。
駅や鉄道ネットワーク、駅ビルやホテルなどの自社のリソースと、外部の新しいアイデアや技術を融合すれば、さまざまな化学反応が起きるはず。

(写真はイメージです)

だから、JR東日本はオープンイノベーションに本気なんです。
危機感と変革意識がたっぷりあるから、本気で外部との連携に取り組みます。その一つがベンチャー投資であり、CVC設立だと、私は理解しています。

だから、冒頭の質問に対して、シンプルに答えるなら、次の1行です。
時間を買う、アイデアを買う、それに加えて「チャレンジングな風土」を買う。

私たちは、スタートアップ企業の皆さんのバリバリのチャレンジ精神を応援します。
私たちも、それに応える覚悟があります。びっくりするような化学反応を生み出していきたい。そんな風に思っています。
皆さん、よろしくお願いします。

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