こんにちは。鉄道員(ぽっぽや)社長の柴田です。
先般(3/4)、JR東日本スタートアッププログラムの新しい実証実験をプレスリリースしました。
キャッシュレス決済サービスで地域活性化!ポケットチェンジを活用した実証実験「竈コイン」、宮城県塩竈市でスタート!
※くわしくはこちら。
いよいよ2018年度も終盤です。
「年度内に必ず実証実験をします!」と高らかに宣言している同プラグラム。お尻に火が付いてきました(汗)。
今回、実証実験のパートナーとなるのは、㈱ポケットチェンジ。
海外旅行によく行く人は知っているかもしれません。空港や駅に設置してある外貨両替の緑色のマシン。
このマシンに、海外旅行で余った外国コインや外国紙幣を投入すると、その場ですぐに電子マネーやギフトコードに交換できます。
結構、少額の外貨って扱いに困っちゃう。家に持って帰ってそのままタンスの奥に眠ってたりしてますよね。
このマシンがあれば、そんなムダともおさらば。もう海外旅行で余った現金を心配する必要がありません。
日本人旅行者の余った外貨も、訪日外国人の余った日本円も、その場で自国で使える電子マネーやギフトコードに早変わり。
現在、日本円・米ドル・ユーロ・中国元・韓国ウォンなど10通貨に対応。対応通貨は続々追加していく予定です。
※くわしくは㈱ポケットチェンジのホームページへ。
今回、そんな通貨交換サービスを手がけるポケットチェンジと、新たなチャレンジに取り組むこととなりました。
それが今回、宮城県塩竈市で実証実験を行う「竈コイン」です。
「竈コイン」とは、塩竈市内の加盟店で利用可能なキャッシュレス決済サービスのこと。いわば地域通貨ですね。
そうです。今回ポケットチェンジと一緒にチャレンジするのは、新たな地域通貨の発行。
同社は、通貨交換サービスの発展形として、オリジナル電子マネーを発行できるプラットフォーム「ポケペイ」を展開しています。
今回、このポケペイと連携して、地域通貨「竈コイン」を発行。
塩竈市内の店舗等で使用できるようにして、塩竈市の活性化、キャッシュレス経済圏の実現に挑戦していきます。
実際にどんな流れになるかというと、次の通り。
(1)利用者はまず、緑色のマシンに現金を投入して専用アプリに地域通貨をチャージします。
(2)その地域通貨を、地元の寿司屋や飲食店、土産店などで利用します。
(3)余った竈コインはSuicaへの交換が可能です。
他にも最近、このようなスマホアプリを活用した地域通貨サービスを導入するところが増えてきました。
飛騨エリアで使える「さるぼぼコイン」とか、あべの・天王寺エリアで実証実験が進む「近鉄ハルカスコイン」なんかが有名でしょうか。
ひと昔前の「地域振興券」などと違って、ブロックチェーンなどのテクノロジーを利用して、使い勝手が増していますね。
「竈コイン」は、発行主体が㈱インアウトバウンド仙台・松島というDMO(観光地域づくりを推進する法人)であるのも特徴の一つ。
観光振興という切り口で地域通貨の普及を進めると、いろんなアイデアが考えられそう。
ポケットチェンジの機器を使えば、外貨から竈コインへのチャージも可能だから、インバウンド利用も期待できます。
このようにポケットチェンジを使って簡易に電子マネーを発行できるというのも特徴ですし、さらに残った地域通貨をSuicaにチャージできる点も特徴です。
今回、ポケットチェンジと地域のDMO、そしてJRが連携して進める地域通貨。
いろんな「初めて」がありますが、地域活性化やキャッシュレス化、さらには観光振興に、少しでも役立てばいいと思っています。
皆さん、春休みや週末に、ぜひ塩竈に旅行に行きませんか?
2019年3月までに専用アプリ「ポケペイ」をダウンロードして「竈コイン」をインストールすると、500竈コインがもらえますよ!
皆さん、よろしくお願いします。