こんにちは。鉄道員(ぽっぽや)社長の柴田です。
駅からSDGs、駅でSDGs。
2月17日から23日まで、「STARTUP_STATION in 品川駅」を開催しています。
JR東日本とベンチャー企業とのコラボレーション・イベント in 『駅』。
12月の大宮駅に続き、品川駅での開催です。
今回、チャレンジするテーマは「SDGs」!持続可能な社会づくりに向けた挑戦です。
2つのチャレンジをしています。
一つは、「ケミカルリサイクル×福祉アート」でつくるSDGs Tシャツ。
共創ベンチャーは、日本環境設計㈱と㈱ヘラルボニー。いずれも、JR東日本スタートアッププログラム2019の採択企業です。
日本環境設計㈱は、古着やペットボトルなど様々なものをリサイクルして再生する、「ケミカルリサイクル」の最先端技術を持つベンチャー企業です。
今回、同社とコラボしてリサイクルするのは、不要になった衣類。日本ではなんと、毎年100万トン以上が廃棄され、その9割が焼却されています…。
こんな大量消費・大量廃棄を続けてたら、地球がおかしくなっちゃいますよね…。
不要になった衣類を、捨てるのではなく、回収して、再生させよう。その「拠点」を、多くのお客様が毎日利用する「駅」にしよう。
リサイクルステーション…。そんなアイデアを実現したのが、今回のチャレンジです。
品川駅の会場では、衣類をケミカルリサイクルした繊維でつくられた「SDGs Tシャツ」を制作、販売しています。
1枚2,500円。ただし、ご家庭で不要になった衣類をお持ちいただければ、500円割引します。
「回収」が最初の一歩です。駅に回収ボックスを設けていますので、ご不要になった衣類をぜひお持ちください。
このTシャツににプリントするのは、知的障害のある方たちが描いたアートです。
躍動感あふれる生きものたち、引き込まれるような美しいアート…。
こちらは、障害のある方たちの社会進出を支援するベンチャー企業、㈱ヘラルボニーとのコラボレーションです。
㈱ヘラルボニーとは、すでに花巻駅や吉祥寺駅を障害のある方のアートでラッピングするチャレンジをしています。
今回が第2弾(第3弾?)。さらに、会場の展示スペースには、次なるプロジェクトの予告も…。
それは、壁面を彩ったアートをトートバッグに再生するアップサイクル・プロジェクト。高輪ゲートウェイ駅でスタート予定です。お越しの際は、こちらもぜひご覧ください。
もう一つのチャレンジは、「ハッピーセットのおもちゃから生まれた高輪ゲートウェイ駅のジオラマ」です。
会場の一画にドーンと展示しているジオラマ。中央に白く輝くのは、来る3/14に開業を控える高輪ゲートウェイ駅です。
精巧につくられたこの駅の原料は、きっと皆さん(のお子さん)ももらったことのある、マクドナルドのハッピーセットについてくるおもちゃです。
日本マクドナルド㈱さんの力強いサポートをいただいて実現。
マクドナルド店舗で回収したハッピーセットのおもちゃを、日本環境設計㈱の技術でnanoblock®にリサイクル。
なんとも素敵な高輪ゲートウェイ駅のジオラマが出来ました。こちらの製作には㈱カワダさんのご協力をいただきました。
ちなみに、会場には「マックでおもちゃリサイクル」と書かれた、おもちゃの回収ボックスを設置してます。
ご自宅に眠っているハッピーセットのおもちゃなどがありましたら、ぜひこちらにお持ちください。おもちゃからおもちゃにリサイクルします。
駅は、毎日多くのひとがご利用する、情報拠点でもあります。
こうした取り組みを通じて、持続可能な社会に向けて、私たち一人ひとりができることを、駅から発信していきたいと思います。
ということで、今回の「STARTUP_STATION」は、勝手に名付けるならば「SDGsステーション」です。
品川駅から新しいSDGsのチャレンジをスタートしていきます。
駅からはじまるSDGs、駅ではじめるSDGs。
私たちができること、はじめませんか? 皆さん、よろしくお願いします。