AI運行バス

こんにちは。鉄道員(ぽっぽや)社長の柴田です。

いま、横浜のみなとみらいエリアで、「AI運行バス」が走っているのを知っていますか?
これは、NTTドコモとNEDOが、横浜市と共同で、観光促進を目指した横浜MaaS『AI運行バス®』の実証実験を行うもの。
JR東日本主催のモビリティ変革コンソーシアムが進めるMaaS実証とも連携しています。

観光や生活のさまざまな場面で必要となる「移動」
鉄道やバスなどの異なる移動手段を統合し提供するMaaS(Mobility as a Service)が注目されています。
近ごろ、大手企業の連携やエリアでの実証実験など、MaaSの取組みが増えてきましたね。

この「AI運行バス」も、便利で効率的な移動を実現する、近未来型MaaSの一つです。
「AI運行バス」は、利用者の乗りたいときに、行きたい場所まで運んでくれる、オンデマンドの乗り合いバス

路線ダイヤではなく、利用者の移動ニーズに合わせて走るのが特徴ですね。
配車手配はアプリから行います。乗りたい場所と行きたい場所をポチッと入力します。

そうすると、AIが、利用者皆の移動ニーズをリアルタイムで処理して、最適配車・最適ルートを導き出します。
その結果は、すぐにアプリに届けられます。実際にこんなメッセージがスマホに届きました。

AI運行バスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
以下の内容で、AI運行バスのご予約を承りました。

乗車ID:***-***-****** (注:実際は数字・アルファベットが表示されます)
担当車両:AI運行バス4号車
乗車予定時刻:12:58 (今から9分後)
降車予定時刻:13:09

乗車予定時刻前までに、乗車ポイントまでお越しください。
乗車時には、車両番号をお確かめの上、乗車IDをドライバーにお伝えください。

ほーっ。便利ですね。
希望乗車時刻は、「今すぐ呼ぶ」「10分後」「1時間後」から選べます。

アプリには、「目的地を選んで予約」や「地図を選んで予約」のほか、チャットでやり取りできる「かんたん予約」もあります。
これもAIを使っているのかな…。

ひとつ注意したいのは、乗車チケット(QRコード)の登録が必要なこと。
各乗車ポイントなどにおいてあるリーフレットに付属の「乗車券(QRコード)」を読み込む必要があります。

これは実証実験だからかな?ちょっと手間なんだけど、無料だから仕方ないですね。
※詳しい利用方法は、公式サイト(https://yokohama.ai-bus.jp/)をご覧ください。

なかなか快適に利用できました。
実証実験は、12月10日(月)まで。みなとみらいエリアに行く機会があったら、お試ししてはいかがでしょうか。

ちなみに、この日は、「行き」は利用したんだけど、「帰り」は利用しませんでした。
なんでかというと、「帰り」にも利用しようとして「今すぐ呼ぶ」を選択したら、最速が「今から25分後」だったから…。

この辺りは、10台でまわしているみたいだから仕方ないのかも。課題ですね…。
なお、アプリで観光施設やグルメスポットなどの検索も可能、お得なクーポンもついてます。

「あなたに、わたしに、ちょうどいい。街の新移動手段。」AI運行バス。
横浜の臨海地区(みなとみらい・関内エリア)で実証実験中です。

移動がもっと便利に、もっと快適になる…。
私たちもスタートアップの皆さんと、そんな未来に少しでも貢献していきたいと思っています。

皆さん、よろしくお願いします。

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