21共創パートナーズ!@JR東日本スタートアッププログラム2019

B!

こんにちは。鉄道員(ぽっぽや)社長の柴田です。

先般(11/7)、JR東日本とJR東日本スタートアップは共同でプレスリリースを行いました。

~JR東日本スタートアッププログラム2019の採択企業について~
21件の提案を採択、DEMO DAY(発表会)で”スタートアップ大賞”を決定します!

※プレスリリースはこちら

「JR東日本スタートアッププログラム」とは、スタートアップ企業の皆さんからJR東日本のインフラを活用した事業やサービスの提案を募り、ブラッシュアップを経て事業共創を進めていくプログラムです。

第3回となる今回も多数のご提案をいただき、その応募総数は262件にもなりました。
その中から、今回は21社の共創パートナーと、21の事業共創にチャレンジすることとしました。

ご応募いただいたスタートアップ企業の皆さん、多数の興味深いご提案をいただき、本当にありがとうございました!
また、今回新たに共創パートナーとなった21社の皆さん、いよいよです。実証実験(PoC)のステージに突撃しましょう!

そうなんです。私たちの最大の特徴は、JR東日本の駅や鉄道、商業施設などのリアルなインフラをフィールドにした実証実験(PoC)をコミットしていること
しかも、年度内に必ずやります。そのために、採択21社の皆さんとは、すでに酷暑の夏から、共創プランを練り上げてきました。

今日は、その21件を全部、ざくっと一気に紹介しますね。

RFルーカス株式会社

テーマ:「電波高度解析による物品管理のスマート化」
フィールド:JR横浜支社
内容:高精度なRFIDタグの位置特定技術を災害備蓄品等の管理に導入、物品管理の効率化とトレーサビリティの向上を目指す。

株式会社アドレス

テーマ:「JR東日本のインフラを活用したリーズナブルで快適な多拠点生活の実現」
フィールド:ファミリーオみなかみ含む東北エリア他
内容:定額住み放題サービスに新たな拠点となるホテルを提供、更に交通インフラを掛け合わせることで、新しい暮らしの実現と移動の創出を目指す。

株式会社VILLAGE INC

テーマ:「無人駅におけるエクストリームグランピング」
フィールド:JR土合駅
内容:無人駅の遊休資産を活用したグランピング施設を新設、地域のHUBとなるコミュニティスペースを創出して、無人駅の価値向上を目指す。

株式会社QBIT Robotics

テーマ:「最先端AI技術を使った無人ロボットパスタカフェ」
フィールド:STARTUP_STATION(大宮駅西口イベントスペース) 他
内容:最先端のAIと制御技術を駆使したロボットアームを活用した新感覚のロボットカフェを展開、人手不足の解決と新しい飲食体験の提供を目指す。

農業生産法人 株式会社グリーンズグリーン

テーマ:「苔栽培による鉄道高架下の有効活用」
フィールド:新潟・郡山駅周辺高架下、川崎駅周辺などJR東日本施設
内容:高架下など未利用地における苔栽培を通じた、鉄道沿線施設の防草効果の検証、緑化推進などの環境浄化を目指す。

株式会社コークッキング

テーマ:「従業員向けフードシェアリングサービスによるエキナカフードロス削減」
フィールド:JR東京駅
内容:エキナカで売れ残った食事可能な食品を従業員向けに提供、駅全体で無理なくフードロスの削減を目指す。

コネクテッドロボティクス株式会社

テーマ:「駅そば自動ロボットの開発による店舗効率化」
フィールド:JR東小金井駅
内容:調理ロボットに特化したAIや制御技術を活用して駅そば業態を革新、人手不足の解決と味の均一化による飲食店の価値向上を目指す。

CBcloud株式会社

テーマ:「駅とフリーランスドライバーを掛け合わせた手ぶら観光の実現」
フィールド:JR東京駅
内容:配送マッチングプラットフォーム「PickGo」を活用し、エキナカで預けた荷物を宿泊先ホテルに配送、手ぶら観光促進を目指す。

株式会社ZMP

テーマ:「自動運転技術を活用した宅配ロボットによる無人フードデリバリー」
フィールド:未定
内容:自動運転技術開発により培われた自立走行技術を活用して、自動宅配ロボットによる無人での飲食物提供を目指す。

株式会社センサーズ・アンド・ワークス

テーマ:「焦電型赤外線センシング技術を活用した乗車率把握と流動分析」
フィールド:JR在来線車内 他
内容:赤外線人検知センサーモジュール技術を活用して、車両内や駅の混雑状況をリアルタイムで可視化、空調制御や導線整備などへの活用を目指す。

株式会社タイミー

テーマ:「ワークシェアサービスを活用した人手不足解消と新しい働き方提案」
フィールド:JR東日本関連商業施設 他
内容:ワークシェアアプリを利用して、制約条件の多い商業施設でのOB・OG活用による人手不足解消と地方における新しい働き方の創出を目指す。

株式会社NearMe

テーマ:「観光タクシーの相乗りマッチングサービスによる“観光MaaS”の実現」
フィールド:JR新潟駅、新潟市内
内容:AIを活用した観光タクシーの相乗りマッチングプラットフォームを構築、お得で便利な新しい移動体験の提供と新潟市内の観光促進を目指す。

日本環境設計株式会社

テーマ:「駅からはじまる次世代リサイクル技術によるSDGsの実現」
フィールド:JR品川駅 他
内容:次世代のケミカルリサイクル技術を活用し、エキナカで回収した服やペットボトルの再資源化と新商品開発を行い、SDGs達成を目指す。

一般社団法人Next Commons Lab

テーマ:「駅を拠点とした地域コーディネーターによる新たな地域コミュニティの実現」
フィールド:JR小高駅 他
内容:常磐線の全線開通に合わせてJR小高駅に地域コーディネーターを配置、地域コミュニティのハブ機能を創生し、地域の活性化と関係人口の創出を目指す。

株式会社バイオーム

テーマ:「AI動植物判定ゲームアプリによる生物多様性の調査と流動促進の実現」
フィールド:JR東日本、西日本、九州エリア
内容:動植物の種別判定AIを活用したアプリを通してゲーム感覚で沿線を回遊、得られた動植物ビックデータを環境保全につながる事業に活かすことを目指す。

ピクシーダストテクノロジーズ株式会社

テーマ:「指向性スピーカーによる新たな広告モデルと騒音の減音化の実証」
フィールド:未定
内容:指向性スピーカーを活用した広告事業モデルを検証、音響マテリアルを活用した騒音の無音化を検証し事業への活用を目指す。

株式会社ブイシンク

テーマ:「ウルトラ自販機によるエキナカでの無人駅弁・スイーツ販売」
フィールド:STARTUP_STATION(大宮駅西口イベントスペース) 他
内容:駅弁屋スイーツなど鮮度の高い商品を取り扱う自動販売機を新たに開発、エキナカの事業ポテンシャル創出及び人手不足解消を目指す。

ブランテックインターナショナル株式会社

テーマ:「瞬間凍結新技術による地域鮮魚の首都圏流通拡大」
フィールド:STARTUP_STATION(大宮駅西口イベントスペース) 他
内容:新しい瞬間凍結技術HybridICEを地域鮮魚の流通に活用、新たな首都圏への鮮魚流通網の構築を目指す。

株式会社ヘラルボニー

テーマ:「障害者のアート作品を活用した駅ミュージアムとアップサイクルによる作品の商品化の実現」
フィールド:JR吉祥寺駅、JR品川駅
内容:知的障害者のアート作品を活用した駅ミュージアムとアップサイクルモデルを構築、障害者支援につながる収益モデル構築を目指す。

MIRAI SAKE COMPANY株式会社

テーマ:「AI味覚判定を活用した日本酒レコメンドサービスによる新しい観光提案」
フィールド:STARTUP_STATION(大宮駅西口イベントスペース)、JR新潟駅
内容:AI味覚判定を活用した日本酒専門の観光案内所兼バーを開設、新たな顧客体験を提供することで新潟市内の観光促進を目指す。

株式会社Liberaware

テーマ:「小型ドローンを活用した建設現場の可視化」
フィールド:未定
内容:世界最小・最軽量の産業用ドローンを活用し、駅の天井や幅狭で人が入れない場所の点検を実証、効率化と事故の未然防止を目指す。

 


なお、それぞれの事業共創を一件一葉にまとめました。
下記画像をクリックすると21件ぜんぶご覧になれますので、ご関心のある方はご覧ください。

【事業共創チャレンジ One By One】


 

多いですね…(苦笑)。これほどの共創プランが出来上がったことに、あらためて「ベンチャー×JR」のポテンシャルの大きさを感じます。

これから、JR東日本グループの各所で、ベンチャー企業との新たな事業共創のチャレンジが始まります。
それぞれの詳しい内容については、また機会を見て紹介したいと思います。

皆さん、よろしくお願いします。

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