無人店舗「TOUCH TO GO」in赤羽駅!振り返るとこんなことが…

こんにちは。鉄道員(ぽっぽや)社長の柴田です。

無人AIレジ店舗「TOUCH TO GO」in赤羽駅
先週末(12/14)をもって、約2か月の営業を終了いたしました。

多くの皆さんのご利用とご愛顧をいただき、本当にありがとうございました
今回の実証実験の結果を活かして、今後の実用化を目指していきたいと思います。

ところで、この2か月間の営業でいろんな驚きがありました。

まずは、メディアの関心の高さ
テレビや新聞、ネットニュースまで、いろんなメディアの方に取り上げていただきました。

たぶん、米国で「Amazon Go」が開業したり、国内では人手不足が深刻化していたり…。
さまざまな要因が、この店舗の注目につながったんでしょう。

ただ、正直、ここまで注目されるとは思っていなかったので、現場は慌てました…
何しろ、あの店舗、運営しているのが私たちJR東日本スタートアップ。
CVCなのに、売れ筋や在庫を心配しているのは私たちくらい(苦笑)?

急遽オペレーションを変更したり、開業初日は入場整理券(ファストパス)を出したり…。
関係者の皆さんにはご迷惑をおかけしました。それでも柔軟に対応していただいた皆さんにあつく感謝いたします。

続いて、今回パートナーとなったサインポスト㈱の技術力の進化とそのスピード
今回の無人AIレジ店舗を支えてくれたのが、同社のセンシング技術です。

昨年同時期に大宮駅で行った実証実験では、一人ずつ入店、しかも商品補充も都度行うというものでした。
今回は、同時に3人入店可能、商品補充は棚に商品が無くなってからという、実用に近いものとなりました。

しかも、2か月の実証実験期間中にも、いろんな「手直し」が施されました。
例えば、お子様連れのお客様の認識が難しいことが分かると、その日のうちにシステムを修正。
ある商品に認識エラーが多く発生しているとなると、陳列の仕方を工夫するとかアナログな対策も。

スタートアップのすごいところは、その場その時に、すぐ変えちゃうこと
問題が起きたらすぐ変える。なぜこうなるんだろう?と疑問が出たら、仮説を立てて、すぐ変えちゃう。
トライ&エラーでブラッシュアップしていくんですよね。そのスピード感は現場で見ていて、とても爽快でした。

そして、驚きでもあり、嬉しかったのは、お客様の反応
多くのお客さまから「便利だね」「早く実用化して」という激励の声をいただきました。

日本の「おもてなし」の精神からすると、「無人」ってサービス低下になるのかなと不安でしたが、思い過ごしだったかもしれません。
いまどきは、ウエットなサービスよりも、スピードやキャッシュレスを求める人も増えているのかも…。
「無人だと買いにくいものも変える」なんて声もありました。女性の方も気兼ねなくガッツリ特盛弁当を買える?

「無人」のそっけなさについては、店内にスタッフを模したアバターを表示するなんてのもアリかな…。AIアバター店員がお出迎え!なんて、クールじゃない?
まだまだ、テクノロジーでワクワクするようなサービス、創っていけそう…。

あらためまして、2か月の実証実験、ご利用いただいたお客様に感謝申し上げます。
また、一緒に店舗運営を進めてくれたみんな、本当にありがとうございました。またどこかで一緒にやりたいですね!

次は実用化にチャレンジ!今回の実証実験をしっかりと検証して、新しい未来のサービスを実現していきたいと思います。

皆さん、よろしくお願いします。

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