こんにちは。鉄道員(ぽっぽや)社長の柴田です。
国内最大のクラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」を運営する㈱CAMPFIRE。
同社とJR東日本ががっつりタッグを組んで練り上げたのが、「地域にチカラを!」プロジェクトです。
クラウドファンディングとは、ある目的を達成するために、インターネットを通じて不特定多数の人に資金提供を呼びかけ、必要とする金額が集まった時点でプロジェクトを実行します。
大衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語です。
「JR東日本×CAMPFIRE」でクラウドファンディングを実行する目的は、ずばり「地域振興」です。
その名も「地域にチカラを!」と名付けたこのプロジェクトは、「クラウドファンディングで地域を盛り上げたい」という思いから、「地域商品開発」「無人駅の活用」の2つのテーマで事業プランを募集しました。
すでに「地域商品開発」部門では、2019年3月~4月でクラウドファンディングを実施。
青森県産「完熟りんごジュレ」や岩手県宮古湾産「牡蠣の佃煮」など、新しい地産品が生まれています。
今回、新たにクラウドファンディングを実行することになったのは、「無人駅の活用」部門です。
「地域商品開発」部門同様、多くの事業プランのご応募をいただき、その中から、2件についてクラウドファンディングを開始することとしました。
※くわしくはこちら。
その2つの無人駅活用プランは次の通りです。
■「イーハトーブの里山に、無人駅を活用したカフェと工房を作りたい!」
一般社団法人次世代漆協会による、山田線上米内(かみよない)駅(岩手県盛岡市)のプロジェクトです。
岩手県は、国産漆の7割を占める、知る人ぞ知る「漆」生産県。
今回のプロジェクトは、地元名産の漆で彩る里山カフェを駅につくろうというもの。他に例のない漆工房を併設したカフェや、地域の農作物を集めた産直イベントで、地域を大いに元気にしていこうというプロジェクトです。
場所は、宮沢賢治ゆかりの高洞山のある上米内駅。漆の魅力と一緒に、イーハトブの里山も楽しんでほしいですね。
ちなみに、このクラウドファンディング、参加者に対するリターンも面白いんです。
名産の漆を使ったオリジナル商品やカフェで使えるドリンク券のほか、1日駅長体験や車掌体験などの体験型のリターンもあります。これも「ベンチャー×JR」だからできるアイデアですね。
「イーハトーブの里山に、無人駅を活用したカフェと工房を作りたい!」
クラウドファンディングはこちらから。→https://camp-fire.jp/projects/view/190589
■「無人駅を活用して燕三条地域の産業発信地と交流拠点にしたい」
有限会社ストカによる、信越本線帯織(おびおり)駅(新潟県三条市)のプロジェクトです。
燕三条は、世界的にも有名な金属加工の街です。
今回のプロジェクトでは、燕三条地域だからこそ出来る、無人駅をリノベーションした、地域産業の発信拠点とものづくりが出来る交流拠点を作ります。
場所は、発案者の有限会社ストカほか高い技術力を持つ工場が集積する地域にある帯織駅。
日本が誇る金属加工の技術を実際に体験できる、他に類を見ない駅ができあがりそうです。
こちらのクラウドファンディングのリターンには、普段は入手の難しい燕三条が誇る金属加工品などが用意されています。
燕三条の職人と一緒になって商品を開発できる権利なんてのも…。ものづくりへの自信と熱い思いが伝わってきますね。
「無人駅を活用して燕三条地域の産業発信地と交流拠点にしたい!」
クラウドファンディングはこちらから。→https://camp-fire.jp/projects/view/172423
いずれも、地域の名産・技術を活かした魅力的なリノベーション・プランです。
募集期間は、2019年9月30日(月)から11月29日(金)まで。
「JR東日本×CAMPFIRE」で取り組む「地域にチカラを!」プロジェクト。
クラウドファンディングで、地域を元気に、地域にチカラを送り届けませんか。
皆さん、よろしくお願いします。