こんにちは。鉄道員(ぽっぽや)社長の柴田です。
2年前のJR東日本スタートアッププログラムで、とっても面白いサービスと出会いました。
それは、レストランやトイレなどの空席情報を「見える化」する空席情報配信サービス。
このサービスを手がけるのが、㈱バカンでした。
多くのひとが集まる駅や駅ビルなどの施設では、時間帯によって長い行列ができることもあります。
混雑状況があらかじめ分かっていれば、もっと効率的に動けるのに…。
そんな「あったらいいな」にチャレンジしたのが、JR東日本スタートアッププログラム2017の実証実験でした。
当時は、大宮駅をフィールドとして、ルミネ大宮のレストランや駅ナカの飲食店などの混雑状況を、大宮駅に設置したデジタルサイネージに表示。
お客様が店舗まで足を運ばなくても、事前に混雑状況が把握できるようにしました。
このときの実証実験では、大宮駅のみどりの窓口の混雑状況もリアルタイムで表示。
場所ごとの行列を見える化することで、混雑の分散を図りました。
このような混雑状況って、駅のデジタルサイネージだけでなく、Webで見れたらいいですよね。
実はそのサービスの実用化も進んでいます。たとえば、アトレヴィ大塚では、トイレの空室状況をWebで配信。
お客様はスマホで混雑状況を確認してから、空きのあるフロアに向かうことができます。
このサービスを実現しているのが、㈱バカンの有する画像認識技術です。
同社は、IoTやAIを活用してあらゆる空席情報を収集・提供することにより、「いま空いているか、1秒でわかる優しい世界。」を目指しています。
素敵ですよね、このビジョン。
多くのお客様が集まる駅や駅商業施設と、とっても親和性が高いサービスだと思っています。
今般、「いま空いているか、1秒でわかる優しい世界。」を一緒に実現するために、同社と資本業務提携することを発表しました。
※プレスリリースはこちら。
まず実現したいのは、「いま空いているか、1秒でわかる優しい駅」。
実際に、東京駅の飲食店や駅ビル等で導入が進んでおり、まだまだポテンシャルは大きいと思っています。
もちろん、空席情報の配信によるお客様サービス向上が大きな目的ですが、加えて、このデータを利用して、施設のメンテナンスやオペレーションの効率化に結び付けられたらいいなって思っています。
個人的には、人気のラーメン店で導入してくれたら嬉しいんだけど…。コホン。まずは駅ですね(苦笑)。
この提携を機に、どんどんコラボを進めていきたいと思います。
皆さん、よろしくお願いします。