こんにちは。鉄道員(ぽっぽや)社長の柴田です。
「JR東日本スタートアッププログラム」発表会には、たくさんの方にお出でいただき、あらためて感謝申し上げます。
この前、その模様を撮影した動画が届けられたので、当日の熱気を追体験しました。
自分が言っちゃどうしようもないけど、ほんと面白いですね。
去年は、駅ナカ等の商業系のプランがほとんどだったのですが、今年は鉄道を含むオールJR。
テクノロジーやSDGs、おまけに地方も海外も入って、盛りだくさん。
バラエティに富んだラインナップで、見てて飽きません。
しかも、当プログラムの醍醐味とも言える、単なるアイデア出しに終わらない、JR東日本のインフラを使った実証まで踏み込むプレゼンは迫力があります。
これって、JR東日本のオープンイノベーションの強みですよね。
リアルなインフラを持っていること。しかもお客様の毎日の生活に密着した接点を持っていること。
こうした強みをもっともっと活かしたいと思いました。
ところで、その動画を見て、熱気だけでなく、寒気も追体験しました。
それは冒頭の、当方の登壇シーン。
私が任されたのは「開会宣言」。
会場の照明が落ちると、オープニング映像が流れて、さあ開会です!
司会から紹介されて登壇、開会宣言!
…のはずが、ここで想定外の事態が。。。
なんと、司会の阿久津君が、長々と話し始めたではありませんか!
「応募件数は182件、そのうち23件を…」「18件、ぜんぶ実証実験やります…」「4月に募集をして、議論を重ねて…」
背中がひんやりします…。これから自分が話そうとしてること、言われちゃってるぞ…。
極めつけに、「JR東日本スタートアッププログラム、デモデイ、開催させていただきます!」と、高らかに開会宣言されちゃいました。
そういえば、発表者の皆さんのリハーサルはしたけど、司会と私のリハはやってなかった…。
しかも、阿久津君の性格を考えると、しゃべっちゃうのは十分にあり得ることだった…。
その後、登壇した私の姿は、明らかに動揺してます。
ステージに投影されたスクリーンを見上げて、「開会宣言」という文字があることを、なぜか確認。
そして、苦笑を浮かべながら、思わず今の心境を口にします。
「阿久津君が、しゃべろうとしてたことをほとんどしゃべっちゃったので、相当動揺してます…」
そんな頼りない始まりとなった、私の開会宣言。こんなことを話しました。
JR東日本スタートアッププログラムは、今年が2回目ですが、私たちJR東日本スタートアップ㈱ができて運営を担うのははじめてとなります。
たぶんいろんな想定外なことが起こると思いますが、それもスタートアップならでは、「失敗があるから成長する」という広い気持ちで受け止めてください。JR東日本スタートアップという会社は、この2月にできたJR東日本100%出資のCVCです。
JR東日本の「出島」として、スタートアップ企業と広く、積極的に交易します。
めざすところは、江戸の街やニッポンの暮らしを良くすること、豊かにすることです。そんな「出島」に、今年は182件ものご提案が寄せられました。
今日はその中から、とびっきりの提案をしてくれた23件の皆さんに発表をしていただきます。
いずれも夏にキックオフミーティングを開催して、そこから一緒になって共創プランを練り上げてきました。
スタートアップ企業の皆さん、そしてJR東日本の横断PTのメンバーの皆さん、ほんと、お疲れさまでした。そして有難うございました。昨年はこの場所から、いま赤羽駅で無人コンビニに一緒に取り組んでいるサインポスト社や、コインロッカーのシェアリングを新たにつくり上げたエクボ社などが巣立っていきました。
今日またこの場所から、新たなパートナーと新たな事業が生まれることを、すごく楽しみにしています。
ここがスタートライン、始発駅です。ここから一緒に、ワクワクするような未来を創っていければいいなと思っています。では、あらためて、開会宣言です。「JR東日本スタートアッププログラム2018」始めます!
お集まりいただいた皆さん、プレゼンを控える皆さん、今日は1日、よろしくお願いします。失敗上等。皆さん、とことん楽しんでいきましょう!
…という開会宣言から、各社のプレゼンがはじまりました。
まさに、ここを始発駅として、23の新しいパートナーと新しい共創プランが出発しました。
頼りない出だしだったけど、私たちJR東日本スタートアップ全員、これからきっちり伴走していきたいと思います。絶対にゴールしようね!
皆さん、よろしくお願いします。
なお、恥ずかしい裏方シーンはカットしていますが、当日の発表会のダイジェスト動画を公開しています。
ご関心のある方はぜひご覧ください。当日の熱気をちょっと味わえると思います。