
こんにちは。鉄道員(ぽっぽや)社長の柴田です。
現在、続々と実証実験が始まっているJR東日本スタートアッププログラム。
2019プログラムの地域パートナーである新潟市でも、共創ベンチャーとの実証実験が始まっています。
それが、業界初の「相乗り」観光タクシー、「新潟トラベルシャトル」。
「AI×観光」を切り口にした、新しい移動への挑戦です。
どんな仕組みかと言うと、共創パートナーの㈱NearMeが持つAIマッチング技術を、地元の万代タクシーが運営する観光タクシーの配車・送迎に活用。
WEBサイトで予約すると、AIが観光ニーズをマッチング、AIが相乗り観光をアレンジしてくれます。
相乗りにより一人当たりの負担を下げることができるのが特徴。手軽に新潟の街を観光することができます。
※プレスリリースはこちら。
実証実験の期間は、1月18日(土)から3月末まで。
WEBサイトで配車時間や配車場所を選択、事前決済したら予約完了。当日はキャッシュレスでご利用になれます。
なお、土日などは新潟駅(万代口)に当日受付ブースも設置しますので、そこで申し込むこともできます。
観光コースは、以下の3ルートを用意しています。
2.越後豪農の館を体感 北方文化博物館コース(2時間)
3.食と酒を愉しむ市内観光コース(3時間)
…ということで、さっそく「相乗り観光タクシー」を初体験してきました。
観光ドライバーお任せ2時間コースを予約して、配車場所に向かうと、そこに観光タクシーが駐まっていました。
実は、あまり観光タクシーって乗ったことが無かったんですが、これ、すこぶる快適ですね。
何より、ドライバーさんのガイドが非常に丁寧でくわしい…。「明治時代は新潟が人口日本一だった」なんてトリビアな情報も教えてくれて、なんか急に新潟ツウになった感じです。
(萬代橋)
さらに、これもタクシーのメリットなんでしょうが、市内に点在する観光スポットを効率的に廻れるんですよね。
「網の目観光」とでも言うのでしょうか。旧市街の細い路地にある隠れた観光スポットを、クネクネめぐって紹介してくれます。
300年超の歴史ある料亭や通称「極楽地獄小路」、狛犬をまわして願掛けする稲荷神社などなど。
(湊稲荷神社)
もちろん、萬代橋や旧税関などの有名観光スポットも、冬の荒れる日本海もめぐってくれました。
気づけば、あっという間の2時間…。大半が、初体験の新潟でした。
相乗りした観光客お二人も楽しんでくれたご様子。
東京からいらして、帰りの新幹線まで時間があってどうしようか迷っていたところ、このサービスを知って申し込んだのだとか。
コースは1時間からありますから、こんな風に、空いた時間に合わせて「ちょこっと観光」するのもいいですよね。
(旧新潟税関庁舎)
他にも、足の悪いお客様からご好評の声をいただいたり、インバウンドのお客様にご利用いただいたり、それ以上にいろんなドタバタがあったり(苦笑)。
ただ、これぞ実証実験の醍醐味。ご意見・ご苦情が宝であったりします。期間中、できるだけたくさんの人にご利用いただいて、たくさんのご感想・ご意見をいただきたいと思っています。
「網の目観光」って、他の都市もアリなんじゃないかな…。
こうした新しい移動によって、地方の埋もれた観光資源を掘り起こして、その魅力を発信していければいいですね。
新潟市の皆さん、NearMeの皆さん、3月末までいろいろあると思いますが、網の目で駆け抜けましょう!
皆さん、よろしくお願いします。