こんにちは。鉄道員(ぽっぽや)社長の柴田です。
観光型MaaS(Mobility as a Service)。
観光拠点における移動をシームレスにする「2次交通統合型サービス」です。
これが、4月1日から伊豆エリアで実証実験を開始しています。
JR東日本と東急電鉄がタッグを組んだ実証実験。シームレスな新しい旅の実現をめざします。
…ということで、この大型連休を利用して、日本初の観光型MaaSを実体験してきました。
今回の実証実験の中核をなすのが、専用アプリ「Izuko(イズコ)」です。
使ってみたらこれがなかなか便利で、観光型MaaSが創り出す新しい旅のポテンシャルを感じるものでした。
今日はその便利ポイントを、伊豆の観光名所と一緒に紹介します。
まず便利ポイントその1。観光拠点までのルート検索が簡単にできること。
伊豆エリアの行きたい場所を入力するだけで、おすすめルートや交通機関、時刻が表示されます。
地図でバス停まで表示されるので、まったく不案内な観光地でも安心して移動ができました。
(Izukoのルート案内で浄蓮の滝へ)
続いて便利ポイントその2。お得で便利なデジタルフリーパスを購入できること。
伊豆エリアの鉄道やバスなどがスマホの画面を見せるだけで乗り放題。
残念ながら伊豆エリアの路線バスはIC非対応なので、この「見せるだけ」パスはすごく快適でした。
(Izukoワイドで龍宮窟へ)
しかも一部の観光施設では、パスを提示すると割引などの特典が受けられます。ある飲食店では、美味しい特典がありました。
(Izukoアプリ提示でいただいた、金目鯛を使った「きんでぇメンチ」)
便利ポイントその3は、AIオンデマンド交通に対応していること。
下田市内でジャンボタクシーを利用したAIオンデマンド乗合交通を利用できます。
利用はアプリから呼ぶだけ。…のはずでしたが、何度かトライしたもののエラーの表示が…。
台数限定の運行なので、超繁忙のこの時期は配車ができなかったのかもしれませんね。
(AIオンデマンド交通は諦めて、徒歩で下田市内を散策)
一方で、この超繁忙期だからこそのメリットを感じたのは、観光地の混雑解消につながる可能性。
AIオンデマンド交通などの2次交通統合型サービス(観光型MaaS)が定着すれば、道路の渋滞や駐車場待ちの長い行列を減らすことができるんじゃないかって思いました。
そうすれば、旅の魅力向上にもつながるし、環境にもやさしいですよね。このサービス、観光地と相性がいいので、もっと多くの人に利用してもらいたいな。
他にも、スマホ決済、レンタカー・レンタサイクルの予約など、便利ポイントがいっぱい。
まだ使いにくいところもいっぱいありますが、そうした改善点を見つけるのも実証実験の目的の一つ。
トライアンドエラーで、新しい旅のカタチをつくっていけるといいですね。
この実証実験は4月から6月までの第1期と、9月から11月までの第2期の、計6か月間。
この機会に、Izukoアプリをダウンロードして、新しい伊豆の旅に出かけてみませんか。
皆さん、よろしくお願いします。