サイバー流、挑戦する社員の育て方

こんにちは。鉄道員(ぽっぽや)社長の柴田です。

昨日(6/13)の日経MJに、とっても興味深いインタビュー記事が載っていました。

その記事とは、サイバーエージェント社で人事を統括する曽山取締役へのインタビューです。
同社の成長の原動力となっている、社員が生み出し続ける新規事業。新市場を開拓し続ける組織風土をつくる秘訣はどこにあるのか、曽山取締役が答えています。

まずは、何といっても挑戦を促す仕組み。
サイバーエージェントでは、「あした会議」という新規事業を創出する合宿を行っているのだそうです。
各役員が部署横断で4人の社員を集めてチームを作り、新しいビジネスプランを提案、その場で決議します。

(写真はイメージです)

そのスピード感もさることながら、既存の組織にとらわれないチームづくりは、いろんなアイデアを生み出しそう。
最近は30歳以下に絞った若手限定の「あした会議」も行っているのだとか。曽山取締役は次のように言っています。

経営者を育てるには、実際に経営者になるしかない。
経営者の経験を積むのはできるだけ早いほうが望ましい。

たしかに、新しいアイデアを生み出すスタートアップ企業は若い経営者が多いもんなぁ。

もう一つ、挑戦を促す一方で、失敗してもマイナスにならないように「安心」も提供しています。
ミッションステートメントに「挑戦した敗者にはセカンドチャンスを」と宣言している同社。
社内にヘッドハンティング部門を設置して、専門チームが社員と面談して適材適所を経営陣に提案する仕組みをつくっています。
この仕組みがセーフティネットになって、失敗しても違う部署で再挑戦できるという安心感が社員に生まれているのだとか。

(写真はイメージです)

撤退ルールを明文化しているのも、挑戦を促し、安心を提供する仕組みの一つだと思います。
同社は、新規事業を手掛ける子会社が資本金を使い切ったら撤退などの、きめ細かな撤退ルールを設定しています。
日本企業では様々な理由で不振の新規事業を残す例も少なくありません。そうした場合に「優秀なエース級の人材が塩漬けされてしまう」(曽山取締役)こともあります。
だからこそ、明確な事業撤退のルールをつくり、「挑戦した敗者にはセカンドチャンスを」提供するのだとか。

挑戦、挑戦、再挑戦。その裏には厳格な撤退ルールあり。
これがサイバー流の新事業を生む社員の育て方なのかもしません。

私たちJR東日本スタートアップのミッションも、新しい事業づくりに挑戦していくことです。
たぶんいっぱい失敗するんだろうと思うのですが、再挑戦する心は常に持ち続けたいですね。
もちろん社長として、そんな風土をつくっていきたいと思います。サイバー流、挑戦する社員の育て方を学ばないといけませんね。教えてください、曽山さん!

皆さん、よろしくお願いします。

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